ミッションステートメント

桃山学院中学校高等学校は、自由と愛の精神に基づく学びの場として、生徒一人ひとりを大切にし、個々の生徒が持つ多様な可能性を開花させ、健全な社会の実現に貢献できる若者を育成することを使命とする。

桃山学院について

桃山学院の始まりは、1884(明治17)年、キリスト教信仰に基づく近代的な教育を理想に掲げたワレン師ら英国人宣教師達によって、川口外国人居留地(現 大阪市西区川口)に創設された学校にあります。

当時の居留地は、世界各国の人々が活躍する国際色豊かな町でした。授業は宣教師による英語と聖書の勉強のほかに、日本人教師による教育も行なわれました。「英語の桃山」という伝統もこの時代に遡ります。

チャールズ・F・ワレン師
Rev.Charles Frederick Warren

「桃山」の由来について

1891(明治24)年、現在の天王寺区筆ヶ崎町に移転し、1895(明治28)年には「桃山学院」と改称しました。当時、その界隈が桃の名所として親しまれており、「桃山」と呼ばれていたためです。

桃山学院の「キリスト教精神」

「自由と愛の精神」

桃山学院の学院章には、"SEQUIMINI ME"(我に従え)という言葉が刻まれています。それはアンデレがイエスに従ったように、「自由と愛の精神」をもって生きることです。使徒パウロが書いています。

「あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。」(ガラテヤの信徒への手紙5章13節)

自由には他者への愛と責任がともないます。「自由」とはひとりひとりの人格と主体性を尊重すること、「愛」とは互いに仕えあいながら他者と共に生きることです。この「自由と愛の精神」は、たんにキリスト教の立場だけではなく、すべての人間が一致しうる普遍的な理念であり、人類共通の目標です。

人間のそのような可能性を開花させながら、高い理想をめざしてチャレンジしつづけていくこと、それこそが桃山学院の一世紀を超える伝統がめざそうとする「キリスト教精神」であり、「世界の市民」への道なのです。

学院章

この学院章は、イエス・キリストの最初の弟子である聖アンデレ(St.Andrew)にちなんでデザインされています。 「アンデレ・クロス」(×字型の十字架)は、イエスの教えを守り通して殉教したアンデレの偉大なる生涯のシンボルです。「SEQUIMINI ME(セクイミニメ)」(「我に従え」というラテン語)は、アンデレがイエスに出会った時に呼びかけられた言葉です。したがって学院章は、アンデレのように最後まで「自由と愛」のキリスト教精神によって生きることを示しています。

沿革

沿革
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