![]() |
|
|||||||||||||
![]() |
|
|||||||
![]() |
| 2001年にスタートした国際コースは、30年の長きにわたって培ってきた米国の兄弟校との交換留学制度(EP制度)での経験やノウハウを踏まえ、これからの時代を背負って立つにふさわしい若人を育成する目的で、数年間にわたる準備期間を経て発足しました。 本校の教育に携わる私達が誇りとすることの一つは、本校の卒業生が自分の息子さんも是非にということで本校に入学させてくれること、また保護者の方が兄が巣立った本校にその弟さんも入学させてくれるということであります。ということで親子、兄弟が本校の同窓生ということも珍しいことではありません。これも同窓生や保護者の方が、本校の教育を高く評価して頂いているおかげであると思い、深く感謝いたしております。ただし、当然のことではありますが、いくら本校を評価して頂いても、娘さんだけは男子校である本校には入学できませんでした。私達自身も「先生、なんとか娘を入学させたい」とか、「できたらお兄ちゃんの出た桃山に妹も行かせたいんですが」とういような無理な要求を、冗談交じりに同窓生や保護者の方から突きつけられたこともありました。しかし幸いにも21世紀からそういった同窓生や保護者の方の要求にも答えることが可能となりました。桃山の120年を迎える歴史において初めて女子生徒を迎えるという決断がなされたからであります。 そして予想通り、国際コースには本校卒業生のご息女や妹さんたちも入学してきています。教職員一同、本当にありがたいことであると感謝しております。但し、「女子生徒を迎える」という大変さは、準備段階からありました。先ずハード面での大変さは女子トイレや更衣室をどうするかということですが、このことは幸いにも、本校理事会を始めする多方面からの大きな理解とバックアップを頂き、8階建ての新校舎建設という大きな決断がなされました。問題は、ソフト面(?)での不安にありました。先ず第一の不安は多くの割合を占める男子生徒の中で女子生徒達が萎縮しないかということでした。か、しかし、そういった心配は全くの杞憂で、1期生だけのときから、女子生徒達は威風堂々と校内を闊歩しておりました。女子生徒達は何事にも前向きで積極的であり、文化祭のクラス対抗コーラス・コンクールでも常に男子生徒達をリードしているようであります。国際コースの1期生達が自主的に始めた発展途上国に学校を建てるボランティア活動も常に女子生徒がその中心的な役割を果たし、すでに200万円に近い寄付を集めて今日に至っています。2003年に3期生を迎えた時点から各学年に女子生徒集団が存在しますので、その存在感には他の男子生徒達も圧倒されている様子が窺えます。クラブにも女子生徒達の進出が続いているようで、バスケットボールや陸上部さらには剣道や拳法部といった武道系のクラブでも甲高い声が響きあっています。 また、学習面におきましても、女子生徒達は国際コースや他コースの男子生徒に負けることなく、日々の学習に真剣な取り組みを続けています。その結果は大学進学面においても予想以上の成果がでてきております。今後は、まだ歴史の浅いコースではありますが、さらに一層の努力を重ね、新しい時代を切り開く有為な若人を育成するための教育を精一杯行っていく所存であります。今後とも、国際コースにおきましても、標準・英数コースともども、皆様の暖かいご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 国際コース委員会 委員長 |