2022年6月2日(木)
6月2日(木)の放課後にUNWFP(国連世界食糧計画)の下村様と山﨑様にオンラインにて人道支援やウクライナの現状などについて講演会を行っていただきました。
UNWFPとは
生徒たちの感想文を一部共有いたします。
この度は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。今回の講演会でお話を聞くまでは、WFPの名前を知っており、食料給付などを主に行なっているイメージでしたが、詳しいことはあまりわからない状態でした。ですが、食料を配布するだけでなく、支援をしている国の人々の成長や発展についても考えられていることがわかりました。例えば、学校給食を支援することの狙いは、飢餓問題に対するものだけでなく、学校に行くことが一般的ではない地域で食料に困っている人たちが、学校給食で食事を得るために子供を学校に行かせようとし、そうすることで就学する子を増やそうとするものがあったり、決まった食料を配布するのではなく、貰った人が食べたいものや、生活必需品が買えるように現金配布を実施していたり、備蓄の方法やしっかりとした栄養の摂取の仕方などのトレーニングを行っていることなどです。私はこのことを聞き、支援している人の尊厳を守ることや気持ちに寄り添っていることを大切にしている姿勢に感激しました。WFPの活動にすごく興味が湧いたので、募金など、私のできることから関わってみたいなと思います。今回の講演会に参加して本当に良かったです。すごく良い経験になりました。本当にありがとうございました。(高2女子)
このお話を聞く前まではWFPとはなんなのか、どのようなことを行っている団体なのか、何も知識のない状態でした。しかしお話を聞いて、規模の大きさに驚かされました。年間95億ドルの資金、国連ナンバーワンの組織、一億三千万人への食糧調達など自分が想像していたものを遥かに超えていました。またこの講演会を通して学べたこともたくさんありました。異常気象や台風などの気候変動やコロナなどの経済停滞の原因となるものは飢餓をうむこと、現在世界の人口の10分の1が食糧難で困っていること、そして何より将来について学べたのかと思います。講演をしてくださった山崎さんは30歳を超えてから国連に入ったとおっしゃっていて、そのためには大学院以上の学歴が必要であるともおっしゃっていました。現在私は国連に入りたいという意志はあまりないですが、自分の人生はどう転ぶかわからないのでそのためにも専門知識を身につけることや大学院にいくべきだと感じました。もし桃山での講演をまた考えておられるのであればまた参加したいと思いました。(高2男子)
お忙しい中、ご講演いただき本当にありがとうございました。
P.S.
今回の講演会は桃山学院高等学校OBの方のご協力によって実現いたしました。
卒業してもなお現桃山学院の生徒たちのことを思ってくださるOBの方々がいらっしゃること、とてもありがたく感じております。合わせて御礼申し上げます。