[中学校]理科研究部夏合宿

2017年8月19日(土)

理科研究部 創部10周年記念行事として,夏合宿を行いました.

行先は伊吹山.

さて,どんな合宿になったのでしょうか…!?

 


今年は理科研究部が創部10周年.ということで,8月19日,20日で初めての合宿を行いました!

合宿の行先は,話し合いの結果,高山植物の咲き乱れる伊吹山に決まりました.

諸事情があり,参加部員は8名でした.

 

1日目.集合場所はJR大阪駅の中央改札口です.

集合時刻の45分前にも関わらずに,集まってくる部員たち.意気込みが素晴らしい!

予定の電車とバスを乗り継いで,まずは岐阜県と滋賀県の県境に位置する伊吹山(日本100名山)の山頂付近の散策です.

時間などを考えて,今回は登山はせず,頂上付近の駐車場までマイクロバスを使って移動しました.

散策中は顧問の解説が入り,なんと全員が十数種の高山植物の名前を言えるようになりました!

また,どうして伊吹山には高山植物が生えているのか,山頂付近に森林がない理由なども解説され,部員たちからも質問や自分の考えなどが飛び出してきました.

色とりどりの高山植物が咲き乱れ,部員たちはそれぞれに良い時期にやってくることのできた喜びを噛みしめていました.





山頂の散策が終わると,次は関ヶ原鍾乳洞へ.

鍾乳洞では地下水の湧き出ている部分があり,そこにはニジマスなどもいて,部員は大興奮.鍾乳石よりも魚に目を奪われていました.

鍾乳洞の中はひんやりと涼しく,外に出るとメガネをかけている部員のメガネが曇るほど.

中1はまだ天気や気象現象についての授業を受けていませんが,顧問からどうしてメガネが曇ったのかという問いかけに対して,一生懸命考えて自分なりの答えを出していました.

 

1日目の活動が終わり,宿舎である伊吹高原荘に向かいます.

伊吹高原荘は山の中腹にあり,登山客が一服するような場所に位置するお宿で,スタッフの方も非常に温かく対応して下さいました.

宿舎での自由時間などは,部員たちは夏休みの宿題をしたり,本を読んだり,寝たりと思いのままに過ごすことができました.

 

夜に開かれたミーティングでは,まず顧問より①本日の高山植物について,②(寝る前に行う花火に関連して)炎色反応について,③本日の天体の状況,について解説があり,皆真剣に聞き込んでいました.

そのあとは,部員のそれぞれが今年の文化祭に向けて各自の想いを語り,さらに来年度どのような先輩になるか.どのような幹部になるかを自己目標として宣言しました.

そして夕食・入浴が済むと,花火です.

先ほど学んだ炎色反応についての知識を踏まえて(?),花火を思い切り楽しみました.

 

2日目は,お世話になった伊吹高原荘の方々に挨拶をしてから,ヤンマーミュージアムへ!

館内にはヤンマーのトラクターや耕耘機,エンジンなどに関する様々な展示が並んでいます.

体験コーナーなども充実しており,部員たちはあちらこちらと歩き回って見学していました.

研修室にて,ヤンマーの農機具の紹介や歴史を口頭で講義して頂いたのは,部員にとって非常に貴重な経験となりました.

 


最後に,近くの観光地である黒壁スクエアを見学し,合宿は終了しました.

全体として部員の満足度は非常に高く,2日目などは「もう終わりかあ」という言葉を何度も聞きました.

今回は初合宿ということで,顧問の手もかなり入った合宿となりましたが,来年以降の合宿ではぜひ部員たちの手で計画をして,そして合宿を成功に導いてほしいと思います.

 

理科研究部は確実に成長しています.

その成長の一片を,この2日間の合宿の随所で垣間見ることができた気がします.

 

理科研究部の活動は、桃山学院中学校理科研究部HPでもご覧いただけます。

 

 


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