2016年11月24日(木)
11月24日(木)HRの時間に3学年一斉にキャリアガイダンスを行いました。今回はNGO団体CODE事務局長の吉椿雅道さんをお招きして講演をしていただきました。吉椿さんは今年、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で特集された方です。CODEは1995年の阪神淡路大震災をきっかけに立ち上がり、国内外で被災地支援を中心に活動されている団体です。
本日の講演会では主にこれまでの被災地での活動について写真等のスライドを交えながらお話をしていただきました。アフガニスタンの紛争地域への物資支援やスマトラ沖地震の際に舟を提供したときの話、東日本大震災の被災地への支援など、豊富な活動体験に基づく内容でした。「困った時はお互い様」という理念のもと、支援から取りこぼされる地域、被災者を優先する活動をされています。活動をされる中で意識されていることは被災地の力を育み、自立の道を探るということです。こちらから全てを働きかけるのではなく、現地の被災者・被災地の力で復興をしていくことをサポートする役割を担われています。
以下は生徒の感想です。
「ニュースでは、日本国内でも国外でも災害があれば報道しますが、吉椿さんが支援されてきた色々な国のスライドを見て、ニュースで報道されていることが全てではないことを知りました。今後は自分もボランティア活動を積極的にしていこうと思いました。」
「『困ったときはお互い様』という言葉が心に残りました。東日本大震災の時に200カ国近くの国が日本を支援してくれたことに驚くと共に感謝の気持ちがわいてきました。災害というのは減らすことが難しいので、その災害が起きた後が大事なんだと思いました。」
「世界中に戦争や紛争などをしている国もたくさんあります。吉椿さんのように海外で活躍されている人がいて、日本のことをたくさん知ってもらったら、日本の良さも分かってもらえるし、世界平和が実現できるのではないでしょうか。」
吉椿さんは講演会の最後に、働くということは「傍(はた)を楽にする」ことだとおっしゃっていました。この講演会で生徒は様々なことを考え、視野が広がったと思います。今後も夢の発見・確認・実現に向けての取り組みを実施していきます。