2016年11月2日(水)
11月2日,中学1・2年生合同で芸術鑑賞会を実施しました.今年度は兵庫県淡路島にある大塚国際美術館と淡路人形座を訪ねました.
朝,学校から6台のバスで出発し,2時間ほどかけて大塚国際美術館へ.
大塚国際美術館には,世界の様々な古代の壁画から現代アートまで,1000点余りの美術品が展示されています.非常に大きな施設で,貴重な名画が至る所に展示されており,また美術品をしっかり見る事ができるように,展示のされ方にも様々な工夫が凝らされていました.
生徒たちは班ごとに分かれ,ワークシート(美術科教員作成)に載っている美術品を一所懸命に探しながら施設内を巡っていました.特に生徒の目を惹いていたのは,バチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂を複製したホールで,皆,天井から壁まで一面を覆う絵画に圧倒されていました.
お昼ご飯は地上階にある庭園の芝生において,瀬戸内の海を眺めながら食べました.
晴れたこともあり,気持ちの良い昼食となりました.
午後は再び展示を観覧し,その後美術館を跡にして,淡路人形座へ向かいました.
淡路人形座は,人形浄瑠璃を専門として演じている劇団で,今回は特別に人形の操作体験をさせていただきました.生徒が壇上に上がり操作する様子や,団員の方の面白いお話に,生徒は皆惹き込まれていました.
演じていただいたのは「戎舞(えびすまい)」,そして「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」の2つで,皆なかなか見ることのできない人形の巧みな操作に見入っていました.
帰りの車中では,皆美術館で歩き疲れて,帰りのバスの中ではぐっすり眠っている…かと思えば,意外にも今日の事を友達と振り返りながらお話している姿もチラホラ.やはり桃中の生徒は元気だなあと,改めて思わされました.
今回の芸術鑑賞会も,生徒たちにとって新鮮な経験となったことだと思います.来年の芸術鑑賞会も充実したものになるよう,教職員一同,より一層気合を入れて企画したいと思います.