2016年6月6日(月)
事前に海の生物について、分類やその特徴までしっかりと調べて図鑑を編纂し、意気揚々と磯へ向かった約120名の生徒たちは、想像以上の日差しの下、汗だくになりながら一生懸命生き物を探していました。
事前学習のかいもあり、たくさんの生物を見つけることができ、中には高級食材であるウニやアワビを見つけた生徒もいました。もちろん、採った生物はそのまま海へ帰すのですが、生き物たちが海へ帰っていく様子を、名残惜しそうに見つめる生徒たちの姿がとても印象的でした。
珍しい生き物を見つけたら高得点がもらえるという、ゲーム形式の磯実習でしたが、生徒たちは得点を意識するよりも、普段は見ることのない生物の形や、その行動に驚いたり感激したりすることの方が勝っているようでした。しばらく考えて分からなかったことがあれば、そのたびに実習の引率に来た理科教員に質問をしていました。
この日一日の活動は、理科2分野で現在学習中の「動物の分類」の内容を深めることにもつながったようです。
これから始まる夏。生徒たちがさらに生き物に触れる機会があることを願っています。